「スカルプティング」を用いた3DCG制作

明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2022年初めは、「スカルプティング」についてのご紹介です。

あまり聞きなれない用語かもしれませんが、
このスカルプティングを用いることで、より3DCGを直感的に制作することが可能になるのです。

以前ブログでもご紹介したように、一般的にCGは「ポリゴン」と呼ばれる多角形を組み合わせ、立体的な形を作っていきます。

「ポリゴンモデリング」は頂点を繋いで面を作っていきモデルを作るというモデリング手法です。
形が掴みやすく、無機物などに向いていますが、ディティールを詰めるには少し難しいとされています。

こちらの制作方法ではポリゴンのつながりの流れが重要で、
これを無視するとスムース(ポリゴン内部の点のシェーディングをうまく変化させることによって、全体的に滑らかな曲面に見せる手法)をかけた際や
アニメーションをつけた際に、例えばシワが生じたり、異質な陰影が生じたりとズレや違和感が発生してしまいます。

ポリゴンが重要なポリゴンモデリングに対し、
スカルプティングを用いて行う「スカルプトモデリング」は、ポリゴンを無視してモデリングをしても問題がないので、
思うがままにモデリングができます。

粘土をこねるかのように、直感的に動かしてモデルを制作していくイメージで、その分造形力が必要となります。
(スカルプトは「⁠彫刻する」という意味)

人間やゲームキャラクターなどの有機的でディティールが必要なモデルに向いています。
またモデルデータが多く、重たくなる傾向があります。

「⁠押す」「⁠引っ張る」「⁠掘る」といった、
直感的な操作で3Dモデルを形作っていくことが可能ですが、
一方で、独特の操作感であり、また、実際には粘土を操作しているわけではなく、操作対象はポリゴンで形作られた3Dモデルとなるため、
ポリゴンモデルゆえの制約も当然存在します。

思い通りの形を作るには慣れや経験が必要ですが、使いこなせれば、スカルプトモデリングに特化したその力を最大限に活かせるようになり、
リアルな質感や複雑な形状を表現できるようになります。

弊社では、制作するものに応じて、最適なモデリング方法でご対応しております。

東京、京都、大阪の3DCG制作会社 CG MAKERSでは

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