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国土交通省が主導する3D都市モデルを体感できるWEBアプリ「PLATEAU VIEW」
CGMAKERS担当の種村です。
今回は自由に使えるオープンデータ形式の3D都市モデルのWEBアプリ
「PLATEAU VIEW」の紹介です。
PLATEAU VIEW は、ブラウザベースのWebアプリケーションで、
デジタル空間上に再現された都市をあらゆる角度から観察できます。
その特徴は国土交通省が主導しており、
オープンデータとして誰もが自由に利用できるという点です。
都市の3Dモデルと聞くと、私たちにはGoogle Earthが一般的ですが、
Google Earthは、都市空間の「形状」を再現した幾何形状(ジオメトリー)モデルと呼ばれ、
2次元(2D)の地図を3Dに変換したもの、というイメージですが、
上記のジオメトリーモデルは形状を再現しただけなのに対し、
国土交通省のPLATEAUは「セマンティック(意味論)モデル」という要素を加えて盛り込んでいます。
これは例えば、「形」しか情報の無い3D空間に対し、「駅」、「オフィスビル」といった建物の要素
また建物の「素材」、「高さ」などといった、情報を盛り込んでいるため、
例えば、駅のみを指定し色分して表示したり、防災時に役立つような避難用ビルの表示などが
情報ベースで今までよりはるかにスピーディーに行えるようになります。
また、資料やWebサイトの情報ベースでなく、3D上の都市モデルのため、
より直感的に理解することが可能になります。
ハザードマップの情報と重ね合わせることで被災の想定を「面」で一発表示できるといった大きなメリットがあります。
CGがクリエイティブだけでなく、ITや防災にも大きく貢献していることを表す事例であると思います。
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更新日:2021年5月27日