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AIが衛星画像と3DCG技術を活用して仮想世界を自動生成
CGMAKERS担当の種村です。
以前、国土交通省が主導する 自由に使えるオープンデータ形式の3D都市モデルのWEBアプリ
「PLATEAU VIEW」をご紹介させていただきました。
今回は現実世界に近い仮想空間をAIなどで創る、という夢のような話に一歩近づく、
株式会社スペースデータの事例をご紹介いたします。
スペースデータが発表したのは、衛星画像と3DCG技術を活用して仮想空間にもう1つの世界を自動生成するAIを実験的に開発した、
というニュースです。
そのサンプルとして、都内のある地域をAIで再現した仮想空間を、画像と動画で公開しています。
膨大な衛星画像をAIに学習させ、地球の地理空間情報を理解させるAI技術と、
3DCG技術を組み合わせ、もう一つの地球を作り出すアルゴリズムの開発を行なっているとのことです。
具体的にどのように再現しているかというと、衛星画像である静止画像と標高のデータを基に機械学習を行い、地上の構造物を自動的に検出、分類、構造化し、AIに地上の3Dモデルを自動生成させ、3DCG技術によって石・鉄・植物・ガラスなどの細かな材質を自動的に再現しています。
今回のスペースデータのAIアルゴリズムでは、看板や広告などを除いたかたちで3Dモデルを自動生成できるので、
肖像権や著作権の問題にも容易に対応することができるといいます。
そして、スペースデータでは、近日に衛星画像とAIで作るデジタルツイン・プラットフォームを無料提供する予定です。
仮想空間の活用方法がどんどん広がることが期待されます。
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更新日:2021年7月26日