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CG画像の解像度について
CGMAKERS担当の種村です。
CGデータやスチール撮影のデータなどでは、「解像度」という言葉が良く使われます。
なんとなく、解像度が高い方が画質が良くてきれいなので、大きい方がいい、といいうイメージですが、
むやみに大きくしてしまうと、データが重くなりますし、書き出しにも時間がかかってしまい、
取り扱いが難しくなりますので、適切な設定をすることが大事です。
また「解像度が高い」という状態も
●画像に設定されている dpi 値が高い
●相対的に密度の高い画像データである
など、文脈や使う人の解釈によって意味合いが異なる場合があり、注意しなければなりません。
一般的に、画像で「解像度」と言えば、ピクセルの密度のことです。
この「ピクセル」という単位は、あくまでコンピュータの中での表現であり
「現実世界で、実際に何センチある」というものではありません。
「解像度」と「ピクセル」は同じようなニュアンスで使われることもありますが、
「解像度」は「dpi」とも呼ばれ、「1インチあたりのドット数(ピクセル数)」 のことです。
1インチは2.54 cm で、ここに に何個ピクセルを並べられるか、という値になります。
これは、「現実世界に出力した時に、どれだけの密度を持つか」という指数になります。
もちろん、dpi が高いほど画像の密度が高くなり解像度は高くなりますので、
関係がない別物、という訳では決してないのですが、
例えば、画像やイラストをコンピューター上のみで使用する場合、
Webサイトやスマホサイトで閲覧するだけの場合は、dpiに気を付けて設定する必要はなく、
ピクセルの値を重視する必要があります。
(データが大きいとサイトが重くなる、ということもあります。)
画像をカタログやポスターなどに使用する場合は、dpiを気にする必要があります。
スマートフォンの小さな画面で見る分には十分な高解像度な場合でも、
巨大なポスターとして印刷したらピクセルの粗が目立ち、十分な解像度にならない、という場合もございます。
CGデータの解像度については、使用用途も踏まえ、ご相談いただければと思います。
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更新日:2022年2月24日