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徹底検証!製品PRの3DCG活用方法|動き編
3DCGを使うことで、表現の幅はどのように広げられるでしょうか。
現実で撮影できないこと、難しいことがそれっぽいと想像されるかもしれません。
しかしいざ使うとなると、こうしたふわっとしたイメージでは活用しにくいのが正直なところ…
そこで製品PRに的を絞り、CG制作担当の立場から3DCGを使うことでできる表現を具体的にあげ、
その手法が何に向いているのか、複数回に分け考えていきたいと思います。
動画を想定して話を進めますが、一部は静止画としても使用できます。
このシリーズを読めば、より自社製品をPRするアイディアの引き出しがぐっと広がることでしょう。
カテゴリー1:動かす
1.組み立てる
全体、または部分にスポットを当て、部品が組み上がっていく過程をみせる方法です。
この表現方法は、構造からくる製品の特性の説明と親和性が高いです。
具体例として株式会社サンリーブ様のメガネのPR動画をご紹介します。
この動画では商品説明とともに部品が組み合わされていくことでその特性が表現されています。
出来上がったものを写すだけの場合と比較すると、より印象的にアピールされていることがわかるでしょう。
2.重ねる
層状になっているものを重ねて見せていく表現方法で、壁の断面などでしばしば活用されています。
静止画での使用も多く、動画の方がより重なりの順に力点を置いた印象を与えます。
御社が階層構造が重要な製品を作っているのであれば、この手法は一考の価値があると思います。
3.パーツを取り出す1
複数のパーツから作られた複雑な製品は、ぱっとみでは視聴者に漠然とした印象を与えるだけで
終わってしまう可能性があります。
こちらの日本電産株式会社様の動画では2分9秒の部分から、部品を取り外して示すことで、
雰囲気で終わる可能性を回避しています。
同時にこの製品が万一の場合を考えてパーツを2つずつ備えており、
言葉と視覚の両方から見る人に安心感や信頼性を印象付けています。
4.パーツを取り出す2
先の例は全体の中からパーツを取り出す方法でした。
こちらではより部分に重点を置いて動かす方法について言及します。
例えば製品を映し、全体がフェードアウトした後、一部分の歯車などだけを動かしてみせるといったものが考えられます。
物理的には単独で見せられないものでも、CGであれば問題にはなりません。
見せたいものを、制約をほぼ気にすることなく、柔軟な方法で伝えられるのは3DCGの長所です。
5.浮かべる
前述したように3DCGは物理的な制約を受けません。
(むしろ重力などを表現するにはそのために設定する必要があります)
以下のマックス株式会社様の映像では、ボディーソープが音楽に合わせて飛び上がります。
音楽に合わせて動かすことで、全体のイメージが一貫し、ブランドイメージの訴求性を上げることができました。
★株式会社マックス様 商品プロモーションの動画制作【化粧品メーカー】
6.縮める・伸ばす
こちらのDyDo様の動画では、製品自体を伸び縮みさせることでポップに動画を締めています。
商品のイメージ作りの一つの方法として、こうした形を変える動きを加えてみてはいかがでしょうか。
★DyDo Mamee 飲料メーカー(海外現地法人) Web用CM
まとめ
東京、京都、大阪の3DCG制作会社 CGMAKERSでは、関東、関西はもちろん、全国の企業様の
3DCG制作、映像制作にご対応可能です。
もし製品アピールについて悩まれているのであれば、ぜひお気軽にご相談ください。
今回の記事がアイディアのヒントとなれば幸いです。
更新日:2024年1月5日